
雪虫が飛んだら初雪まで2〜4週間|札幌10月28日・旭川10月19日の平年日と、車の冬支度を始める合図【2026年版】
雪虫が飛び始めたら、平地の初雪まで「2〜4週間」
秋の夕方、白い綿をまとった小さな虫がふわふわと漂い始めると、北海道では「そろそろ雪だね」という会話になります。この言い伝えには、北海道(留萌振興局の農業改良普及センター)が公式ページに書いている根拠があります。「雪虫が飛び始めると2〜4週間で平地でも雪が降り始めます」という一文です。
この記事では、雪虫の正体と、気象庁の平年値で見た初雪の日付、そして雪虫がフロントガラスに当たり始めてから車にやっておきたい段取りを、公式の情報だけでまとめます。数字は2026年9月時点のものです。
雪虫の正体はアブラムシの仲間「トドノネオオワタムシ」
札幌市博物館活動センターの解説によると、雪虫の正式な和名はトドノネオオワタムシで、昆虫のアブラムシの仲間です。春にヤチダモの木で生まれ、夏のはじめにトドマツへ移動し、秋の終わりにまたヤチダモへ戻る、という暮らしをしています。つまり秋に私たちが見ている雪虫は、木から木へ引っ越しの最中の世代です。
体を覆う白い綿は、体の中から出てきたロウ物質の綿毛です。ただし、なぜ白い綿毛をまとっているのかは「まだはっきりしたことは分かっていない」と札幌市の解説に明記されています。「防寒のため」といった説明を見かけることがありますが、公式の解説はそこまで言い切っていないので、この記事でも理由には触れません。
留萌振興局のページには、10月中下旬に一斉に有翅虫(羽のある虫)となって飛び立ち、白いロウ物質を付けて飛ぶことから北海道では雪虫と呼ばれている、とあります。
初雪の平年日は札幌10月28日・旭川10月19日
気象庁の平年値(1991〜2020年)で、平地の初雪にあたる「雪の初日」と、山の初冠雪の平年日は次のとおりです。
| 地点 | 雪の初日(平地の初雪) | 初冠雪 |
|---|---|---|
| 札幌 | 10月28日 | 手稲山 10月18日 |
| 旭川 | 10月19日 | 旭岳 9月25日 |
同じ気象庁のページには「積雪の初日」(札幌11月9日)や「長期積雪の初日」(いわゆる根雪。札幌12月3日)も並んでいますが、これらは初雪とは別の項目です。初雪を調べるときは「雪の初日」の欄を見てください。
ここで留萌振興局の「2〜4週間」を札幌の初雪平年日10月28日にあてはめると、雪虫が飛ぶのは10月中旬前後という計算になります。留萌振興局が書く「10月中下旬に有翅虫になる」という時期ともおおむね重なるので、言い伝えは平年値とだいたい整合している、と言えます。年ごとの実際の初雪の記録は 【2026年版】初雪はいつ降る?札幌や北海道の過去データを徹底解説 にまとめています。
今年たくさん飛ぶかどうかは、飛んでみないと分からない
雪虫は年によって数の差が大きく、大量発生の予報が外れた年もあります。北海道新聞(2024年11月1日)は、北海道大学の秋元信一名誉教授の予測が外れ、本人が「珍しく非常に少ない年だった」と振り返った、と報じています。専門家でも読みにくいものなので、ホクドラでも今年の発生量の予測は書きません。「飛び始めたら冬支度の合図」と決めておく方が、実用的です。
車でいちばん困るのはフロントガラス
夕方の道を走っていると、雪虫はフロントガラスや車体に次々と当たります。潰れた跡はワイパーだけでは拭き取りにくく、夕日の逆光や対向車のライトで前が見づらくなることがあります。時期は初雪の2〜4週間前、つまりタイヤ交換の直前です。雪虫を「虫の話」で終わらせず、冬支度のスタートの合図として使うのがホクドラのおすすめです。
雪虫が飛んだらやっておきたい4つの段取り
- ウォッシャー液を寒冷地用に入れ替える。夏用の液が残ったままだと、初雪の朝に凍って出なくなります。雪虫の跡を落とすために使う量も増える時期なので、満タンにしておきます。
- ワイパーゴムを見る。拭きムラや筋が残るなら交換の時期です。タイヤ交換と同じ足で済ませる段取りは タイヤ交換と同時に行おう!ワイパーブレード交換の完全ガイド に書いています。
- 洗車して虫の跡を落とす。フロントガラスは油膜取りまで済ませると、夜の視界がはっきりします。
- タイヤ交換の予約を取る。初雪の平年日(札幌10月28日)から逆算すると、雪虫を見た週に予約を入れておくのがちょうどよい頃合いです。
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スノーブラシや解氷スプレーなど、車に積んでおく冬の道具は 冬の車準備完全ガイド!雪対策から必需品まで徹底解説 にまとめています。峠を越えるドライブを予定しているなら、山側は平地より先に雪になります。北海道の峠はいつ閉まる?秋〜冬の通行止めとマイカー規制カレンダー もあわせてどうぞ。
よくある質問
Q. 雪虫を見てから何日くらいで初雪が降りますか?
北海道(留萌振興局)の公式ページには「雪虫が飛び始めると2〜4週間で平地でも雪が降り始めます」とあります。ホクドラではこの2〜4週間を目安にしています。
Q. 札幌と旭川の初雪はいつが平年ですか?
気象庁の平年値(1991〜2020年)で、雪の初日は札幌が10月28日、旭川が10月19日です。積雪の初日や根雪の初日は別の項目なので混同しないでください。
Q. 雪虫は車の塗装を傷めますか?
塗装への影響については、執筆時点で公式の一次情報を確認できていません。分かっているのは、潰れた跡がワイパーだけでは拭き取りにくく視界の妨げになることです。気になる場合は早めに洗車して落としておいてください。
Q. 雪虫の白い綿は何ですか?
札幌市博物館活動センターの解説によると、体の中から出てきたロウ物質の綿毛です。なぜ白い綿毛をまとうのかは、まだはっきり分かっていないと公式に書かれています。
まとめ
雪虫の正体はアブラムシの仲間トドノネオオワタムシ。飛び始めたら平地の初雪まで2〜4週間、というのが北海道の公式の目安で、札幌の初雪平年日10月28日ともおおむね合います。フロントガラスに白い虫が当たり始めたら、ウォッシャー液の入れ替え、ワイパーゴムの点検、洗車、タイヤ交換の予約。この4つを同じ週に片づけておくと、初雪の朝にあわてずに済みます。
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公式情報:雪虫はなぜ秋にたくさん飛んでいるの?|札幌市博物館活動センター/トドノネオオワタムシ|北海道留萌振興局 留萌農業改良普及センター/気象庁 平年値 札幌・旭川
※ お出かけの前にご確認ください
掲載している内容は執筆時点(2026年9月)の情報です。初雪の平年日は気象庁の平年値(1991〜2020年)で、実際の初雪はその年の天候で変わります。雪虫の発生量も年によって大きく違います。冬タイヤへの交換時期やウォッシャー液の凍結温度は、お住まいの地域と製品の表示に合わせて判断してください。初雪の平年値や雪虫の解説は、気象庁・札幌市・北海道の各公式サイトで最新の情報を必ずご確認ください。




