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北海道の冬の暖房と灯油 ― 値段の調べ方・ポリタンクの運び方・ストーブと水道の冬支度
ニュース・コラム2026-10-08

北海道の冬の暖房と灯油 ― 値段の調べ方・ポリタンクの運び方・ストーブと水道の冬支度

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冬の前にやることは3つ

雪が積もる前に、次の3つを済ませておくと安心です。

  • 灯油の値段の調べ方を知っておく(値段は毎週変わります)
  • ストーブと、外にある給気口・排気口を点検する
  • 水道の水抜き栓を一度動かしてみる

ポリタンクを車で運ぶときの決まりや、泊まりで出かける前の水抜きもまとめました。冬の灯油代の目安や「マイナス4℃は水抜きの合図」の話は、札幌生活Q&A|冬の寒さ・雪かき・灯油代・停電の疑問にまとめています。

北海道の灯油の値段はどこで分かる?

毎週出る数字:資源エネルギー庁と北海道経済産業局

国(資源エネルギー庁)の「石油製品価格調査」は、原則として毎週月曜に調べて水曜に公表されます。結果の表には「北海道局」の列があり、店で買う「店頭」と家まで届けてもらう「配達」が分かれています。

灯油18L(税込)北海道 店頭北海道 配達全国 店頭
2026年9月28日調査2,620円2,667円2,538円
2026年10月5日調査2,745円2,794円2,553円

出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」(2026年10月7日公表分)

北海道の店頭の値段は、1週間で125円上がりました。灯油の値段は毎週変わるので、ここに書いた数字はあくまで調査日のものです。

もっと細かく見たいときは、北海道経済産業局の「地域別灯油価格」が便利です。道内を道北・道央・道東・日勝・道南の5つに分けて、10月から翌年3月まで毎週出ています。2026年10月7日公表(10月5日調査)の配達の値段は、全道で1Lあたり155.2円、道央で156.0円でした。

毎月出る数字:札幌市と北海道消費者協会

札幌市は原則として毎月10日に、市内100店に電話で灯油の値段を聞いて公表しています。2026年9月10日調査では、多量配達の平均が1Lあたり147.63円でした。「多量配達」は、1回に200Lほど以上をローリーで届けてもらう買い方のことで、ホームタンクのある家の値段の目安になります。次回の調査日は10月9日の予定です。

北海道消費者協会も、9月から翌年3月まで、毎月1〜5日に全道の値段を調べています。

値段を見くらべるときの3つのポイント

  • 店頭か配達か:同じ日でも配達のほうが高めです
  • 18Lあたりか1Lあたりか:国の表は18L、北海道経済産業局と札幌市の数字は1Lあたりです
  • 何日の調査か:1週間で100円以上動くこともあります

ポリタンクで買う人は国の18Lの数字、ホームタンクに入れてもらう人は札幌市の多量配達の数字、と分けて見ると分かりやすくなります。

灯油をポリタンクで買って車で運ぶとき

セルフのスタンドでは、容器を車から下ろして入れる

札幌市消防局は、セルフのスタンドで容器に灯油を入れるときは、必ず容器を車から下ろし、決められた詰め替え場所で入れるよう案内しています。トランクに積んだまま給油するのはやめましょう。

灯油用の容器を使い、ガソリンは絶対に入れない

灯油用のポリタンクには「試験確認済証KHK危険物保安技術協会」の表示があります。灯油用ポリタンクにガソリンを入れて運んだり置いたりするのは、法律で禁止されています。札幌市消防局によると、違反すると「3月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金」の対象です。

また、ストーブの灯油が切れても、ガソリンを代わりに入れるのは絶対にやめてください。消防庁は、火災が起きる危険が非常に高いと注意しています。ガソリンの携行缶を持っている人は、灯油と取り違えないようにしましょう。

車の中では倒れないように固定する

灯油を1,000L以上運ぶときは消火器と「危」の標識が要りますが、家で使う数缶ならその必要はありません。ただし、落ちたり倒れたりしないように積むのが決まりです。カーブやブレーキで動かないように固定しましょう。栓はきっちり閉めておきましょう。

消防庁の資料では、ふつうの温度なら灯油用ポリタンクを使っても問題ありませんが、中の灯油が40℃以上になるような場所では、静電気による火災の危険があるとされています。

ストーブの冬前点検

シーズン初めに給排気筒を見る

日本ガス石油機器工業会は、FF式ストーブについて、シーズン初めに給排気筒に異物が入っていないか、つなぎ目がゆるんでいないかを点検するよう呼びかけています。長く使っている機器(目安は8年)は、点検を頼みましょう(点検は有料です)。灯油を送るゴムの管は、2〜3年が交換の目安です。

昨シーズンの灯油は使わない

NITE(製品評価技術基盤機構)は2025年10月30日の発表で、昨シーズンの灯油は使わず、新しい灯油を使うこと、灯油とガソリンは別の場所に置くことを呼びかけています。

雪が積もったら、給気口と排気口を見る

札幌市消防局(手稲消防署)は、FF式ストーブの排気口や給気口が雪でふさがると、不完全燃焼を起こし、部屋に一酸化炭素がたまる恐れがあると注意しています。朝、車庫前や車のまわりを除雪するついでに、家の外にある給排気口のまわりの雪もどけておくと安心です。

ホームタンクの油もれに気をつける

札幌市消防局によると、令和7年に市内で起きた油の事故のうち、ホームタンクに関わるものが91件、全体の約88%でした。札幌市環境局は、配管からのもれはほとんどが設置して15年以上たったもので起きていると伝えています。

灯油がもれたとき、またはもれているかもしれないときは、119番か近くの消防署に連絡します。

水道の凍結と、泊まりで出かける前の水抜き

凍りやすいのはこんなとき

札幌市水道局は、水道が凍りやすいときとして、外の気温がマイナス4℃以下になるとき、長い間水道を使わないとき、1日中氷点下の「真冬日」が続くときを挙げています。冬に車で泊まりの旅行や帰省に出るなら、出かける前に水抜きをしておきましょう。

水抜きのやり方

水抜き栓のハンドルを右に止まるまで回します(レバーの場合は「止」の方向に動かします)。家によって手順が少し違うので、札幌市水道局の案内図で自分の家の形を確かめてください。水抜き栓は冬になる前に一度点検しておくと、いざというときにあわてません。

凍ってしまったら

軽い凍結なら、管や蛇口にタオルを巻き、その上からお湯をゆっくりかけると水が出るようになります。

それでも水が出ないときは、水道局の「指定給水装置工事事業者」に頼みます。水道局は凍結の修理をしておらず、費用は自分持ちです。

北海道の冬の暖房費や暮らし全体の話は、北海道移住の魅力と現実:冬の暮らし・車・暖房費・雪かきもあわせてどうぞ。

よくある質問

Q. 北海道の灯油の値段はどこで調べられますか?

A. 毎週なら、資源エネルギー庁の「石油製品価格調査」(北海道局の列)と、北海道経済産業局の「地域別灯油価格」(10月〜3月)です。札幌でホームタンクに配達してもらう値段は、札幌市が毎月10日ごろに調べて出しています。

Q. 灯油のポリタンクを車で運んでもいいですか?

A. 灯油用の容器なら運べます。倒れないように固定し、栓をしっかり閉めます。セルフのスタンドで入れるときは、容器を車から下ろします。

Q. 灯油のポリタンクにガソリンを入れてもいいですか?

A. いけません。法律で禁止されていて、拘禁刑や罰金の対象になります。

Q. 去年の灯油が残っています。使ってもいいですか?

A. NITEは、昨シーズンの灯油を使わず、新しい灯油を使うよう呼びかけています。

Q. 冬に泊まりで出かけるとき、家の水道はどうすればいいですか?

A. 出かける前に水抜きをします。水抜き栓は冬になる前に一度動かして、ちゃんと使えるか確かめておきましょう。

まとめ

灯油の値段は調査日つきで見る。ポリタンクはセルフでは車から下ろして入れ、車内では固定する。ストーブは給排気口まで点検し、泊まりの前には水抜き。車の冬支度は下の記事へどうぞ。

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公式情報:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」/北海道経済産業局「地域別灯油価格」/札幌市「石油製品小売価格調査」/北海道消費者協会「灯油価格調査」/札幌市消防局「危険物の運搬」/消防庁「ガソリン等の取扱いの注意」(PDF)/札幌市消防局 手稲消防署/日本ガス石油機器工業会「石油FF式暖房機の安全な使い方」/NITE(2025年10月30日発表)/札幌市消防局「危険物施設等の事故」/札幌市環境局「灯油漏えい事故」/札幌市水道局「凍結しやすいとき」/同「水抜きの方法」/同「水道が凍結したら」。

※ お出かけ・お手続きの前にご確認ください
掲載している内容は執筆時点(2026年10月)の情報です。灯油の値段は毎週変わります。営業時間・料金・制度などは変更されることがあります。
ご利用の前に、公式サイトなど最新の情報を必ずご確認ください。

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