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ちゃんちゃん焼きとは?石狩の漁師めしの由来3説と、フライパンでできる農水省レシピ【北海道の郷土料理】
グルメ・食の豆知識2026-10-18

ちゃんちゃん焼きとは?石狩の漁師めしの由来3説と、フライパンでできる農水省レシピ【北海道の郷土料理】

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ちゃんちゃん焼きってどんな料理?

ちゃんちゃん焼きは、サケと野菜を味噌とバターで蒸し焼きにする、北海道の郷土料理です。

使うのは、サケとキャベツ、たまねぎ、にんじん、ピーマン、もやしなど。鉄板やホットプレートに野菜を広げ、上にサケをのせて、味噌だれとバターで味をつけ、蓋をして蒸し焼きにします。野菜から出る水分で、サケがふっくら仕上がります。

農林水産省の「うちの郷土料理」によると、主にサケがとれる秋から冬に家庭で作られてきた料理で、今は一年を通して食べられています。秋鮭が店に並ぶ今の時期が、いちばん作りがいのある季節です。

発祥は石狩の漁師町|船の上のドラム缶の鉄板

農水省は、ちゃんちゃん焼きの主な伝承地域を「石狩地方」としていて、石狩地方の漁師町が発祥といわれている、と紹介しています。

石狩市に伝わる話はこうです。昭和の初めごろ、漁師たちが船の上で、とったサケをドラム缶でつくった鉄板で焼いて食べていた。それが始まりだ、というものです。

仕事の合間に、とれたての魚と手元の野菜で、手早く作る。ちゃんちゃん焼きは、もともとそんな漁師のごはんでした。

名前の由来は3つの説

「ちゃんちゃん焼き」という名前には、いくつかの説があります。農水省のページで紹介されているのは、次の3つです。

  • ちゃっちゃと作れるから
  • お父ちゃんが作るから
  • 焼くときに、鉄板とヘラが「チャンチャン」と音を立てるから

どれが本当かは、ひとつに決まっていません。ただ、どの説もこの料理の姿をよく表しています。手早くできて、家族の前で音を立てながら、にぎやかに焼く料理です。

郷土料理百選に選ばれた北海道の3品

2007年(平成19年)、農林水産省が主催した「農山漁村の郷土料理百選」に、ちゃんちゃん焼きが選ばれました。北海道からは、石狩鍋、ジンギスカンと一緒です。

石狩鍋も、石狩のサケを使う料理です。違いは、石狩鍋は「煮る」、ちゃんちゃん焼きは「焼く・蒸す」こと。同じサケの汁ものでも、石狩鍋と三平汁は使う魚で線が引かれています。くわしくは下の記事にまとめました。

あわせて読みたい三平汁と石狩鍋の違いは「塩か味噌か」ではなかった|農水省が線を引いたのは魚の方・檜山には「味噌三平」もある

フライパンとホイルで作る(農水省のレシピ)

農林水産省の「うちの郷土料理」には、フライパンでできる作り方が載っています(レシピ提供:北海道文教大学)。分量は1人分です。

材料(1人分)

  • 生サケ 50g(好みで増やしてよい)
  • 塩・こしょう 少々
  • たれ:味噌 大さじ1/2、砂糖・みりん・酒 各少々
  • キャベツ 30g、たまねぎ 15g、にんじん 3g、しめじ 10g、ピーマン 5g
  • バター 2g

作り方

  1. サケに塩・こしょうをふる。
  2. キャベツはざく切り、たまねぎは薄切り、にんじんは千切り、ピーマンは少し太めの千切りにする。しめじはほぐす。
  3. アルミホイルに野菜をのせ、その上にサケをのせて、たれを塗る。バターをのせて、ホイルを閉じる。
  4. フライパンに水を入れ、3を入れて蒸し焼きにする。

家族の分を作るときは、人数分をかけ算します。4人分なら、生サケ200g・味噌大さじ2が目安です。

鉄板・ホットプレート・ホイル、どれで作る?

昔ながらのやり方は、鉄板で焼く方法です。サケも、本来は3枚におろしたものを使います。

でも今は、ホットプレートやフライパンで作るのが一般的で、サケも切り身で大丈夫です。ひとり分ずつホイルで包む「ホイル焼き」もよく作られています。

  • ホットプレート:大きく焼いて、みんなで取り分けたいとき
  • フライパン+ホイル:1〜2人分、洗い物を少なくしたいとき
  • 鉄板(キャンプやバーベキュー):本来の形に近い。外で焼いて食べるとき

農水省のページには、地元の祭りやイベントで振る舞われることも多い、とあります。秋の行楽で大きな鉄板を見かけたら、ちゃんちゃん焼きかもしれません。

具とたれのアレンジ

ちゃんちゃん焼きに決まった具はありません。季節の野菜を入れてよい料理です。

  • 春:アスパラガス
  • 夏〜秋:かぼちゃ、じゃがいも
  • 一年中:きのこを何種類か

たれは味噌が基本ですが、ヨーグルトやマヨネーズを足したり、醤油味にしたりと、家によってさまざまです。若い世代では、仕上げにマヨネーズをかけるのを好む人も多いそうです。

車で出かけるなら|秋鮭とちゃんちゃん焼きのふるさとへ

ちゃんちゃん焼きのふるさと・石狩市は、札幌の北隣です。サケの季節の秋に石狩川の河口方面へ車を走らせると、漁師町の料理が生まれた土地の空気が分かります。石狩方面の立ち寄り先は、こちらにまとめています。

あわせて読みたい石狩方面で絶対行きたいドライブスポット完全ガイドあわせて読みたい石狩市の魅力を徹底解説!自然豊かで札幌に近い住みやすいまち

秋鮭を安く手に入れたいときは、札幌の地下歩行空間で開かれる「秋さけ祭」ものぞいてみてください。同じ時期に出回る生筋子で自家製いくらを作るのも、北海道の秋の楽しみです。

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よくある質問

Q. ちゃんちゃん焼きはどこの料理ですか?

北海道の郷土料理で、農林水産省は主な伝承地域を石狩地方としています。石狩地方の漁師町が発祥といわれ、今は北海道だけでなく全国の家庭で作られています。

Q. 名前の由来は?

「ちゃっちゃと作れるから」「お父ちゃんが作るから」「焼くときに鉄板とヘラがチャンチャンと音を立てるから」など、いくつかの説があり、ひとつには決まっていません。

Q. フライパンでも作れますか?

作れます。農水省のレシピは、具をアルミホイルで包み、水を入れたフライパンで蒸し焼きにする方法です。

Q. 鮭は切り身でいいですか?

大丈夫です。本来は3枚におろしたサケを使いますが、家庭では手軽に作れるよう、切り身を使ってよいとされています。

Q. いつ食べる料理ですか?

サケがとれる秋から冬が、いちばんの季節です。今は一年を通して食べられています。

まとめ

ちゃんちゃん焼きは、石狩の漁師が船の上で作ったといわれる、サケと野菜の味噌蒸し焼きです。名前の由来は「ちゃっちゃと」「お父ちゃん」「チャンチャンという音」の3つの説があり、2007年には石狩鍋・ジンギスカンと並んで郷土料理百選に選ばれました。

家ではフライパンとホイルで十分に作れます。秋鮭が店に並んだら、まず1回作ってみてください。

出典:農林水産省「うちの郷土料理」鮭のチャンチャン焼き 北海道(2026年10月時点)。

※ この記事について
掲載している内容は執筆時点(2026年10月)に、農林水産省の公開情報で確認したものです。郷土料理の作り方や味付けは、家庭や地域によって違いがあります。公開されている内容は変わることがあるので、お出かけの際は立ち寄り先の公式サイトで最新情報を確認してください。

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