
千秋庵ノースマンは札幌のどこで生まれた?1974年の由来と本店限定「焼立て」【市電狸小路駅前】
ノースマンは1974年、狸小路の角で生まれた札幌のお菓子
札幌の土産といえば白い恋人が先に挙がりますが、道民が「昔から家にあったおやつ」として思い浮かべるのは、札幌千秋庵のノースマンではないでしょうか。道産小豆のこし餡を薄いパイで包んで焼いた、和とも洋ともつかないお菓子。1個200円(税込)、賞味期限は製造日から29日間。箱は5個入1,100円と8個入1,750円です(千秋庵製菓公式の商品ページ・2026年9月時点)。
この記事では、ノースマンがどこで生まれたのかを公式の沿革でたどったうえで、本店でしか買えない「焼立てノースマン」と、車で買いに行くならどの店を使うかを整理します。本店は市電の狸小路駅前で、公式サイトに駐車場の記載がありません。そこがこの記事の分かれ目です。
千秋庵の系図:函館1860年 → 小樽 → 札幌1921年
「千秋庵」は札幌だけの名前ではありません。元は函館の千秋庵総本家で、1860年(萬延元年)に秋田藩出身の初代・佐々木吉兵衛が、開港でにぎわう函館で菓子売りを始めたのが最初。そこから小樽・旭川・釧路にのれん分けし、1921年に小樽千秋庵の職長が札幌で開いたのが札幌千秋庵です(千秋庵総本家公式・札幌千秋庵公式の沿革)。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1860年(萬延元年) | 函館で千秋庵が創業 |
| 1921年(大正10年) | 「駅前通りと狸小路の交差点」=いまの本店の場所に札幌千秋庵が開店 |
| 1930年(昭和5年) | 店舗完成を記念して「山親爺」と「原始林」を発売 |
| 1974年(昭和49年) | 「和洋折衷なお菓子『ノースマン』が発売されました」(公式沿革) |
| 2020年(令和2年) | 建て替えを終えた新本店が駅前通り沿いに戻る |
| 2026年9月 | 創業105周年(公式お知らせ 2026年9月5日) |
意外なのは、もうひとつの看板「山親爺」の生まれです。千秋庵総本家の沿革には、函館の四代目・松田咲太郎が山親爺を開発し、全道の各千秋庵に製法を教えたとあります。山親爺は函館から北海道じゅうの千秋庵に広がったお菓子で、ノースマンは1974年に札幌千秋庵が出した札幌生まれのお菓子。「札幌のノースマン」と胸を張って言えるのはこちらです。
ノースマンの種類と値段(2026年9月時点・公式商品ページ)
| 商品 | 値段(税込) | 日持ち | 買える場所 |
|---|---|---|---|
| ノースマン | 1個200円/5個入1,100円/8個入1,750円 | 製造日より29日間 | 各店舗・公式通販 |
| 焼立てノースマン | 1個200円 | — | 札幌千秋庵本店限定(店内のオーブンで焼き上げ) |
| 生ノースマン | 1個290円/4個入1,100円 | 製造日より3日間 | 単品は本店・丸井今井店・さっぽろ東急店・イオン札幌手稲駅前店・新千歳空港店ほか。4個入は本店・新千歳空港店・大丸札幌店・JR東京駅店(2026年9月30日まで)の4か所 |
| 生ノースマン りんご | 4個入1,400円 | — | 9月5日〜11月下旬頃(予定)。4個入と同じ4か所限定。創業105周年の記念商品 |
| ミルク/かぼちゃ/つぶあん/栗 | 各1個200円 | 29日間 | つぶあんは本店・丸井今井店・さっぽろ東急店・アリオ札幌店・新千歳空港店限定。栗は9月3日〜11月下旬頃(予定) |
生ノースマンは薄めのパイに餡と生クリームをたっぷり入れたもので、公式のお知らせ(2026年8月27日)では「累計販売個数900万個突破」。ただし消費期限が3日間なので遠方への土産には向きません。日持ちで選ぶなら通常のノースマン、その場で食べるなら生か焼立て、と使い分けるのが実務的です。
本店でしか買えない「焼立てノースマン」
公式の商品ページに「札幌千秋庵本店限定」と明記されているのが焼立てノースマンです。店内のオーブンで焼き上げたものを1個200円(税込)で売っています。焼き上がる時刻や販売時間帯は、執筆時点で公式サイトに記載がありません。狙って行くなら本店に電話で確かめてから向かうのが確実です。
| 名称 | 札幌千秋庵本店 |
|---|---|
| 住所 | 札幌市中央区南3条西3丁目16-2(市電「狸小路」駅前・駅前通り沿い) |
| 電話 | 011-205-0207 |
| 営業時間 | 10:00〜19:00 |
| 定休日 | 公式サイトに記載なし |
| 駐車場 | 公式サイトに記載なし。周辺のコインパーキングを使うことになります |
| 公式サイト | 店舗紹介|札幌千秋庵 |
場所は狸小路のアーケードと駅前通りが交わる角。1921年の開店当時から100年以上、同じ場所で商売をしています。
車で買いに行くなら:本店は市電、郊外店で日持ちする箱を買う
本店は狸小路のど真ん中で、公式サイトに駐車場の記載がありません。車で乗り付ける店ではないと考え、市電か地下鉄で行くのが現実的です。一方、公式サイトに載る店舗は札幌市内に12店、新千歳空港に1店あり(ほかにJR東京駅に9月30日までの期間限定店)、多くはイオンやアリオといった商業施設の中です。
| 店舗 | 場所 | 営業時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| イオン札幌手稲駅前店 | 手稲区前田1条11丁目 1F | 9:00〜20:00 | 生ノースマン単品あり |
| アリオ札幌店 | 東区北7条東9丁目 1F | 10:00〜21:00 | つぶあん取扱店。駐車場の料金条件はアリオ札幌の公式サイトで確認を |
| サンピアザ店 | 厚別区厚別中央2条5丁目 B1F | 10:00〜21:00 | 生ノースマン取扱 |
| 新千歳空港店 | 新千歳空港ターミナルビル 2F | 8:00〜20:00 | 生ノースマン4個入・りんごを扱う4か所のひとつ |
大事なのは、郊外の店では「生」は買えても「焼立て」は買えないということ。逆に、29日もつ箱入りや季節の栗は郊外店でも買えます。ホクドラのおすすめの動線は次のとおりです。
- 焼立てを食べたい:本店へ市電か地下鉄で。車は使わない
- 土産として持ち帰る:帰り道のイオン・アリオなど商業施設の店舗で箱入りを買う(駐車場の条件は各施設の公式サイトで)。紅葉の帰りなら 札幌近郊の紅葉ドライブスポット と組み合わせられます
- 飛行機で帰る人:新千歳空港店(8:00〜20:00)。生の4個入と秋限定の「りんご」もここで買えます。空港のアクセスは 札幌・新千歳空港完全ガイド にまとめています
公式の情報源
千秋庵製菓(札幌千秋庵)の公式サイトは senshuan.co.jp、通販は北海道コンフェクトグループの 公式オンラインショップ。公式SNSはX @sapporosenshuan と Instagram @sapporo_senshuan で、公式YouTubeでは山親爺のCMを公開しています。
よくある質問
Q. ノースマンはどこの会社のお菓子ですか?
札幌千秋庵(千秋庵製菓株式会社)のお菓子で、1974年(昭和49年)発売。会社は1921年に小樽千秋庵からのれん分けして札幌で開業し、元は1860年創業の函館の千秋庵総本家です。
Q. 焼立てノースマンはどこで買えますか?
札幌千秋庵本店(中央区南3条西3丁目・市電狸小路駅前、10:00〜19:00)だけです。1個200円(税込)。焼き上がりの時刻は公式サイトに記載がないので、電話(011-205-0207)で確かめてから行くのが確実です。
Q. 本店に駐車場はありますか?
公式サイトの店舗紹介に駐車場の記載はありません。車なら周辺のコインパーキングか、市電・地下鉄で。箱を買うだけなら、イオンやアリオなど商業施設の中の店舗のほうが車では楽です。
Q. 新千歳空港で買えますか?
買えます。新千歳空港店(ターミナルビル2F・8:00〜20:00)は、生ノースマンの単品と4個入、秋限定の「りんご」を扱う店舗のひとつです。
まとめ
ノースマンは1974年に札幌千秋庵が出した札幌生まれのお菓子で、店の系図は函館1860年→小樽→札幌1921年とつながっています。焼立ては本店だけ、生の4個入は4か所だけ、日持ちする箱はどこでも。本店は市電で、箱は郊外店か空港で、と分けて買うのがいちばん無駄がありません。
※ お出かけの前にご確認ください
掲載している内容は執筆時点(2026年9月)の情報で、千秋庵製菓公式サイトの商品ページ・店舗紹介・沿革・お知らせと、千秋庵総本家公式の沿革に基づいています。値段・販売店舗・販売期間・営業時間は予告なく変わることがあります。本店の定休日と駐車場、焼立てノースマンの販売時間は公式サイトに記載がなく、執筆時点では未確認です。お出かけの前に公式サイトか店舗で最新の情報をご確認ください。
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