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ソフトカツゲンは2026年で発売70周年|名前の由来と1938年上海の「活素」、札幌・苗穂の勝源神社へ車で行く方法
グルメ・食の豆知識2026-09-24

ソフトカツゲンは2026年で発売70周年|名前の由来と1938年上海の「活素」、札幌・苗穂の勝源神社へ車で行く方法

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ソフトカツゲンとは? 2026年に発売70周年を迎えた北海道の乳酸菌飲料

北海道のスーパーやコンビニの冷蔵ケースには、たいていソフトカツゲンが並んでいます。道民は子どものころから当たり前に飲んでいますが、道外の店ではまず見かけません。公式の商品ページでも発売地域は「北海道」とされています。

そのカツゲンが、2026年でちょうど発売70周年です。雪印メグミルクは今年1年をかけて70周年のプロモーションを組んでいて、10月には発売記念イベントも予定されています。

節目の年なので、この記事では雪印メグミルクが公式サイトで公開している記録だけを使って、カツゲンの名前の由来、戦前までさかのぼるルーツ、「ソフト」が付いた理由をたどります。後半では、札幌市内に車で行ける「勝源(かつげん)神社」の見学方法もまとめました。

名前の意味は「活力の給源」

「カツゲン」という名前は、「活力の給源」という言葉から「活源」としたのが由来です。雪印メグミルクの社史ページにそう書かれています。

受験のときに「勝つ源」として飲む、という話もよく聞きますが、こちらは名前の音にかけた応援の言い方です。もとの意味は、体に活力を届ける源、でした。

ルーツは1938年、上海で作られた乳酸飲料「活素」

ここからは少し重い話になりますが、雪印メグミルクが自社の歴史として公開している内容です。

カツゲンのルーツは、1938(昭和13)年に中国・上海で製造が始まった乳酸飲料「活素(カツモト)」にさかのぼります。

市場視察で中国を訪れていた黒澤酉蔵会長が、日本軍の中支派遣軍から生水などの衛生問題について相談を受けました。水質が悪く、伝染病の原因になるおそれがあったためです。黒澤会長が「乳酸菌を含む乳酸飲料には整腸効果がある」と説明したところ、上海の衣糧班から生産と納入を求められた、と社史は記しています。

上海に製造工場が建てられ、北海道から原液を送って1合瓶の「活素」が作られ、傷病兵に供給されました。その後は札幌や大阪など国内でも生産・販売されましたが、1945(昭和20)年、台湾からの砂糖が途絶えて生産は打ち切られています

道民が毎日のように飲んでいる紙パックの飲み物は、戦地の衛生対策から始まっていました。

1956年、瓶入り40ml・5円で「雪印カツゲン」発売

戦後、会社は過度経済力集中排除法によって2社に分割されます。そこから発足した雪印乳業が、1956(昭和31)年に北海道で「雪印カツゲン」を発売しました。瓶入り40ml、定価5円です。これが「発売70周年」の起点になっています。

同じ1956年の10月には、当時提携関係にあった札幌酪農牛乳も生産販売を始めました。1961(昭和36)年に2社が合併したころから、戦前の「活素」の乳酸菌が使われるようになった、と社史にあります。上海で作られていた飲み物と、いまのカツゲンは、乳酸菌でつながっているわけです。

1979年、「ソフト」が付いた理由

いま道民が飲んでいるのは、正確には1956年のカツゲンそのものではありません。

1979(昭和54)年、牛乳の容器が瓶から紙パックへ移っていく流れの中で、カツゲンも紙パックになりました。このとき中身も大きく見直され、がぶ飲みタイプとして甘みや酸味をおさえた「ソフトカツゲン(500ml)」が生まれます。

「ソフト」という名前のとおり、甘さや酸っぱさを控えめにした味です。これで飲む人が子どもからお年寄りまで広がり、いまの「冷蔵ケースにいつもある飲み物」になりました。

中身の話:乳酸菌飲料で、賞味期間は15日

公式の商品情報に書かれている基本データです。

  • 発売地域: 北海道
  • 内容量: 1000ml/500ml/300ml/180ml
  • 種類別名称: 乳酸菌飲料(無脂乳固形分1.0%)
  • 賞味期間: 15日間
  • 保存方法: 要冷蔵(10℃以下)

おみやげとして道外へ持ち帰るなら、効いてくるのが「要冷蔵」と「賞味期間15日」の2つです。帰りの日程と、保冷の手段を先に考えておくと安心です。

なお、なぜ北海道限定なのかの理由は、公式には書かれていません。日持ちの短さと関係がありそうにも見えますが、会社がそう説明しているわけではないので、この記事では断定しません。

車で行ける「勝源(かつげん)神社」:酪農と乳の歴史館の見学方法

カツゲンには神社があります。

「勝源神社」は、2005年に発売50年を記念して札幌工場内に設けられ、2016年に隣の「酪農と乳の歴史館」へ移されました。いまは歴史館の待合室に祀られていて、合格祈願・必勝祈願の守り神とされています。

歴史館は札幌市東区にあり、車で行けます。ただしふらっと立ち寄れる施設ではなく、完全予約制の工場見学です。公式サイトに載っている実務情報をまとめます。

  • 場所: 札幌市東区苗穂町6丁目1番1号(酪農と乳の歴史館・札幌工場)
  • 見学料: 無料
  • 駐車場: あり
  • 休館日: 土曜・日曜・祝日・年末年始
  • コース: Aコース約60分(10:00/11:00/13:00/14:00/15:00)。A+Bコース約100分は、調査・研究をしている大学生以上向けのコースです
  • 予約: 完全予約制。見学日の1営業日前までに電話で予約(ガイドが案内)。予約の受付は3か月前の月初(第1営業日)から
  • 勝源神社だけのお参り: この場合も1営業日前までの電話予約が必要です。お守りの販売は終了しています
  • 予約電話: 011-704-2329(受付 9:00〜11:30、13:00〜17:00/土日祝・年末年始を除く)
  • 注意: 敷地内・館内は禁煙、持ち込みの飲食は不可。工場は製造ラインが動いていない日もあります
  • 2026年11月17日(火)は館内の法定点検日で休館です
  • 車以外なら: JR苗穂駅から徒歩約20分、地下鉄東豊線 環状通東駅から徒歩20分。バスは札幌駅北口バスターミナルから中央バス「東63」で「北6条東19丁目」下車、徒歩約8分

土日祝が休みなので、平日に札幌市内で時間が取れる日に組み込む場所です。予約の電話は前の営業日までなので、月曜に行きたいなら金曜のうちに電話しておく必要があります。

歴史館そのものは1977(昭和52)年に建てられた建物で、1階がPR室、2階に創業当時からの乳製品の製造機器、3階に写真や新聞広告、パッケージなどの史料が並びます。館内には雪印乳業食中毒事件と雪印食品牛肉偽装事件の概要、当時の新聞報道、その後の改革の取り組みも展示されています。これも公式が見学コースの説明として明記している内容です。

70周年の2026年、何があったか・これから何があるか

雪印メグミルクが2026年1月に発表した年間スケジュールを並べます。

  • 1月: 日糧製パンとのコラボ商品「ラブラブサンド」/1月29〜30日、チ・カ・ホの「第20回冬のJP01まつり」に勝源神社の分社を設置
  • 4月15日: 「雪印ソフトカツゲン風味サワー」発売(北海道限定・数量限定/350ml缶/アルコール3%)
  • 4月・10月: 雪印パーラーとのコラボメニュー
  • 4月29日: AIRDOとの初コラボで、新千歳空港でサンプリング(約700名に配布)
  • 5月: 発売70周年記念キャンペーン
  • 10月: 発売記念イベント

ひとつ注意があります。風味サワーについて、公式は「本商品に『雪印ソフトカツゲン』は使用しておりません」と明記しています。名前のとおり、あくまで「カツゲン風味」のお酒です。

10月の発売記念イベントの日程や内容は、執筆時点ではまだ発表されていません。気になる方は雪印メグミルクのニュースリリースを確認してください。

1月にカツゲンと組んだ日糧製パンは、北海道の菓子パンでおなじみの会社です。道民の「当たり前」どうしが、70周年の年に一度手を組んだことになります。北海道のパンの話は豆パンの記事でも書いています。

よくある質問

Q. ソフトカツゲンは北海道でしか買えないのですか?

公式の商品ページでは、発売地域は北海道とされています。北海道限定の理由について、公式の説明は見当たりません。

Q. 「カツゲン」の名前の由来は何ですか?

「活力の給源」という言葉から「活源」と名付けられました。雪印メグミルクの社史ページに書かれています。

Q. 普通の「カツゲン」と「ソフトカツゲン」は何が違うのですか?

1956年発売の「雪印カツゲン」は瓶入り40mlでした。1979年に紙パックになったとき、がぶ飲みタイプとして甘みや酸味をおさえたのが「ソフトカツゲン」です。

Q. 勝源神社は予約なしでお参りできますか?

できません。勝源神社は「酪農と乳の歴史館」の待合室にあり、神社だけのお参りでも1営業日前までに電話(011-704-2329)での予約が必要です。土日祝・年末年始は休館で、お守りの販売は終了しています。

Q. おみやげに持ち帰っても大丈夫ですか?

要冷蔵(10℃以下)で、賞味期間は15日です。持ち帰るときは保冷の手段と日程を先に考えておきましょう。

まとめ

ソフトカツゲンの始まりは、1938年に上海で作られた乳酸飲料「活素」でした。戦後の1956年に瓶入り40ml・5円の「雪印カツゲン」として北海道で発売され、1979年に甘みや酸味をおさえた「ソフトカツゲン」になって、2026年で70周年です。札幌・苗穂の酪農と乳の歴史館には、発売50年の記念に生まれた「勝源神社」があります。平日に予約して、車で訪ねてみてください。

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公式情報:雪印メグミルク「カツゲン発売」(社史)雪印メグミルク 商品情報「雪印ソフトカツゲン」雪印メグミルク ニュースリリース(2026年1月26日・発売70周年)同(2026年4月6日・風味サワー)同(2026年5月8日・AIRDOコラボ)酪農と乳の歴史館・札幌工場

※ お出かけ・お買い物の前にご確認ください
掲載している内容は執筆時点(2026年9月)の情報です。見学の受付時間・休館日・イベントの予定は変更されることがあります。お出かけの前に、公式の案内など最新の情報を必ずご確認ください。

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